不動産投資コラム

Vol.8

自分は一体いくら借りられるのか?

2013年3月 8日
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先週3/17、世田谷区で新築企画アパートの完成見学会を開催いたしました。
総勢150組以上の大家さん・地主さんがご来場されたため、見学会場は寿司詰め状態。中には、朝から見学会終了時までいらっしゃる方もいたほどです。

会場内にベンチとホットコーヒーを準備していたので、確かに混み合ってはいましたが、くつろげる見学会でもあったのかなと思います。

ご来場いただいた皆様からの感想の一部をご紹介いたします。

・小さい土地に8世帯を入れ、光をうまく取り入れた設計はすばらしい。(ふじみ野市・Yさま)

・高い天井と、いろいろな場所の小窓のおかげで、明るく開放的な空間が良いと思いました。(目黒区・Kさま)

・エントランススペースがあり、入居者や訪問者にも好印象だと思います。(横浜市・Sさま)

今回は土地から購入して建物を新築した事例でした。

かつ、ロフトや半地下による空間の使い方や斬新な外観デザインが施されていたこともあり、3時間の見学時間に150組以上の参加者がつめかけるという大盛況ぶり。

やはり都心の一等地での不動産投資ということもあって、胸躍る感じが強かったのではないでしょうか。


私も、運営者としてではなく、一個人として、

「こんな一等地に新築物件、持ってみたいでー。」

と何度も何度も思ってしまった一日でした。


さて、当日いただいた質問で多かったのが、

「自分でも土地から購入して新築物件を持ちたいのだけど、できるかな?」

というものでした。

これに対しては、当日の配布資料でもあったのですが、まずは、

自分がどれぐらいまでなら借りれるか?を把握するのが大切

というお話をさせていただきました。

もちろん、投資対象の物件が定まっていないことには、銀行側も融資可否を回答できない、というのは事実です。

しかしながら、矛盾する話かもしれませんが、どれぐらいまで融資を引き出せるかが分からないと、物件を探しようがない、というのも事実なのです。


例えば、ある銀行との話合いで、5000万円までなら融資がでそう、ということが分かっているとします。

この場合、土地と建物の総額で5000万円になるようなものを探していくことができます。

一方、土地だけで5000万円するようなものははじめから選択の余地がありませんので除外して物件検索することができることになります。


ある程度の融資可能額を知っているだけで、物件検索のスピードがあがり、効率もよくなります。


また、不動産会社に対しては、

「自分は○○円までならお金がすぐに借りられるのだけど、これぐらいの広さでこの価格までの金額の土地がでてきたら情報もらえません
か?

すぐに購入しますので。」

という伝え方ができるようになります。

不動産会社としても、お金があるのかないのか分からないお客さんもしくは、お金が借りられるか借りれないのか分からないお客さんより、

・自己資金額
・融資可能額

が明確に分かっているお客さんの方が営業しがいがあるというものですし、実際、そのようなお客さんに対してしか、不動産会社はアプローチしな
いものと考えていた方がいいでしょう。


実際、うまく土地購入からの新築を進めておらられる方は上記のようなことを共通して実践しておられるように思います。


・何か良さそうな土地がないか探す

よりも、はじめから具体的に「購入できる土地」と「新築計画」をイメージして物件を検索するのとでは、雲泥の差がでてしまいます。

また、これは何も土地購入からの新築に限った話ではありません。

中古物件の検索についても同じことが当てはまります。


いろいろな投資戦略がありますが、

「土地購入からの新築計画」

も、不動産投資の一環として、ぜひ選択肢の中に入れてみてくださいね〜。(^^


★物件を検索する前に、「自分が買える条件」を把握しておくこと。物件取得までのスピードが変わります!


今回は土地購入からの新築企画についてお話いたしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。

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